半夏生とは?

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こんにちは、岩田です。

6月も終わりに近づいて、本日6月27日には平年よりも20日以上早い梅雨明けの発表がありました。気温も30℃を超える日が続き、例年よりも早い夏を感じる時期となりました。

今回は雑節のひとつ「半夏生」についてお話しします。

 

半夏生とは

夏至から約11日後の黄経100度の点を太陽が通過する日が「半夏生」です。この日までに畑仕事や田植えを終えるといった目安とされています。

七十二候のひとつである「半夏生(はんげしょうず)」から作られました。
七十二候については以前のブログにて紹介しているので、詳しくはそちらをご覧下さい。

七十二候とはなんだろう-その②夏
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例年7月2日頃が半夏生の日となります。ちなみに2022年の半夏生は7月2日(土)です。

 

名前の由来

名前の由来は諸説あり、半夏(烏柄杓からすびしゃく)という植物が生える頃からという説と、ハンゲショウ(カタシログサ)の葉が半分白くなる頃からという2つの説が有力です。

 

各地の風習

地域によって様々な風習があるので、一部をご紹介します。

 

三重県

熊野地方や志摩地方の一部では、ハンゲという妖怪が徘徊すると言われています。

奈良県

一部地域の農家では、小麦を混ぜたお餅を作り、きな粉をつけて食べます。

近畿地方

一部地域でタコを食べる習慣があります。「蛸半夏生キャンペーン」が開かれ、タコやタコ料理の販促活動が行われています。

香川県

うどんを食べる習慣があります。香川県製麺事業協同組合が7月2日を「うどんの日」として制定しました。

福井県大野市

江戸時代に藩主が農民に焼き鯖をふるまったという逸話があり、半夏生に焼き鯖を食べる習慣があります。

群馬県

一部地域では、ねぎ畑に入ることが禁忌とされています。

長野県小川村

芋汁を食べる風習があります。

 

いかがだったでしょうか。

今年は半夏生前に梅雨が明けてしまう異例の年ですが、しっかりと暑さ対策をして、今年の夏を乗り越えましょう!

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