こんにちは、岩田です。
みなさんが小学生だった頃の授業はどのようなものだったか覚えていますか?
先生が黒板に文字を書きながら説明をする風景を思い浮かべるかと思います。
ですが、昨今の授業では、こどもが主体的に考えて学ぶ授業が増えてきています。
アメリカ国立訓練研究所の研究によると、先生の一方的な授業では学習定着率が低く、生徒自身が主体性をもって能動的に授業に参加したほうが学習定着率が高いといった結果が出ています。
今回は、生徒自身が能動的に学習をする方法である「アクティブラーニング」というものについてお話しします。
アクティブラーニングとは
アクティブラーニングとは、能動的に学習に取り組む学習法を指します。「主体的・対話的で深い学び」といった表現もされます。2020年に行われた「教育改革」により、学校教育ではより意識的にアクティブラーニングを重視するようになりました。
さらに、通知表の付け方も
- 関心・意欲・態度
- 思考・判断・表現
- 技能
- 知識・理解
の4つの観点から、
- 知識及び技能
- 思考力・判断力・表現力等
- 主体的に学習に取り組む態度
の3つへと変更となりました。
目的
ITやAIなどのテクノロジーの発展により急速に進化する現代社会では、人間にしかできない能力、つまり主体的に課題を発見し、解決する力が以前より求められるようになりました。大人になったときに社会で活躍できる人材を育成するのが目的です。
内容
具体的な内容は、課題解決学習、体験学習、調査学習、グループディスカッション、ディベート、グループワークなどがあります。理科の実験や課外学習などがこれに当たります。
学校ではグループディスカッションや体験学習など、様々なことを教えてくれますが、やはり生徒全員を見なければならない都合上、一人ひとりにフォーカスして指導を行うのが難しい現状です。
そこで、家庭でも簡単にできる「アクティブラーニング」をご紹介します。
家庭でできるアクティブラーニング
オープンクエスチョンで質問する
「はい」か「いいえ」で終わらない質問をすることで、なにがあったのか状況を説明する力とそれをまとめる力が身に付きます。また、学習面で質問することで、学習の定着へ結びつけることもできます。
最初は伝えたいことがいっぱいでうまく話せないかもしれません。そういったときは、こどもが話し終わった後に「つまり〇〇が〇〇だったんだね!」とまとめるお手本を見せることで、こどもがどのように話すと伝わりやすいかを学ぶことができます。
こどもに決めてもらう
なにかをするときの選択を、こども自身に決めてもらいましょう。そうすることで、責任を持って行動し、間違えたときは次への反省へと活かすことができます。
うまくいかないと癇癪を起こしてしまうことが多いかと思います。家族の方でしっかりとフォローして、次に活かせる環境を作りましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最初は慣れないことをするので、こどもにとっては大きな負担になるかもしれません。見守りつつ、無理のない範囲でチャレンジしてみましょう。
弊社商品のこども向け手帳『ぼうけんてちょう』には、季節に応じたミッションに挑戦する「冒険のきろく」や、週間ページの右上に掲載している「今週のなぜ?」にて、より深く学習をするページを設けています。
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