身近にある手帳・本の名称③

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こんにちは、小宮です。8月に入りオリンピックに夢中の毎日でした。

前回に引き続き、身近にある手帳や本の名称や用語をご紹介したいと思います。

前回の「身近にある手帳・本の名称②」はタグ「手帳・本の名称」からご覧ください。

折丁(おりちょう)

掲載内容が印刷された紙を1ページ大の大きさに折り畳んで本の形にしたもので折本おりほんとも言います。折丁は一台いちだい二台にだい、または一折いちおり二折におりと数え、手帳の場合は折丁一台で左開き16ページが一般的です。

折り方・左開き

表面

裏面

折り方・右開き

表面

裏面

背丁(せちょう)・背標(せひょう)

背丁はじる部分に記されています。書名や折数などが記載され、他の折本との混同を防ぐ役割があります。背標は背丁同様に綴じる部分に記されています。長細い四角の黒塗りのマークで表されます。

背丁

背標

下から上へ、あるいは上から下へマークをずらして印字することで、「丁合ちょうあい」という工程でその順番が正しいのかを一目で確認するために必要なものです。丁合とは、折丁をページ順に重ね、一冊の本の形にする工程のことで、手で重ねる手丁合と機械で重ねる機械丁合があります。

丁合の際に順序を取り違えてバラバラに重ねてしまったものを乱丁らんちょう、折本の一部が抜け落ちてしまったものを落丁らくちょうと言います。背標はこれらの乱丁・落丁を防ぐための印です。

いかがだったでしょうか。今回ご紹介した名称や用語は普段手帳や本をお手に取る方々には目に触れる機会の少ないものですが、無くてはならないものばかりです。

様々な名称や用語を知ると、手帳や本を使うことがより一層楽しくなるかもしれませんね。

 

 

 

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