こんにちは、岩田です。
急に気温が下がり寒くなってきましたね。秋が近づいてきたのを感じます。
さて、今回は暦注についてお話します。
暦注とは?
「暦注」について皆さんはなにかご存じですか?暦注と聞いてもあまりピンとこない方がほとんどだと思います。実は、曜日や二十四節気などが暦注なのです。前回までお話した「選日」も暦注のひとつです。「暦注」とは、暦に記される日時や方位などの吉凶、その日の運勢などのことを指します。
暦注は「上段」「中段」「下段」に分かれています。
上段
上段には
- 日付
- 曜日
- 二十四節気
- 七十二候
といった天文学的なことや年中行事について記載されています。日付と曜日については割愛します。
二十四節気
二十四節気とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらに詳しくそれぞれを6つに分けて表記します。これは12の月をそれぞれ2つに分けた区分であり、「節」と「中」という呼び方をします。合計で24の季節の区分になります。
関連記事
七十二候
二十四節気は半月毎の季節の変化を表現していますが、これをさらにおおよそ5日ごとに分けて、天気や動植物の変化を表すのが七十二候です。
関連記事
中段
中段には「十二直」が記載されています。
十二直
「建」「除」「満」「平」「定」「執」「破」「危」「成」「納」「開」「閉」からなるもので、北斗七星の動きを吉凶判断に用いた暦注です。
下段
下段には
- 選日
- 二十八宿
- 九星
- 暦注下段
があります。
選日
十干十二支の組み合わせによってその日の吉凶を占うものです。よく聞く「一粒万倍日」や「不成就日」などもこちらの選日です。
関連記事
二十八宿
天の赤道付近の28の星座をもとに、その日の吉凶を決定します。
九星
「一白」「二黒」「三碧」「四緑」「五黄」「六白」「七赤」「八白」「九紫」の九つを五行や十干十二支などに割り当て、運勢や方位の吉凶を占うものです。
関連記事
暦注下段
日々の吉凶を占うものです。迷信的な要素が多く、日本では政府から何度も禁止されている暦注です。
関連記事
今回は暦注をとりまとめました。次回からは十二直をはじめ、説明をしていないところの関連記事を書いていこうと思います。
それでは!