こんにちは小宮です。
みなさんは親子でコミュニケーションをとれていますか?
学校が始まると、学校や宿題、習い事など、こどもが時間に縛られることが増え、家族の時間が合わないことが増えます。そのため、親子でコミュニケーションを円滑にすることが難しくなっていきます。
今回は親子のコミュニケーションを円滑にするために、どうすればよいのかというテーマでお話しします。
コミュニケーションの重要性
コミュニケーションの重要性は広く知られています。良好な人間関係は日々の円滑なコミュニケーションによって築かれます。
こどものコミュニケーション能力は、家庭や学校などの様々な場所で育まれます。その中で親が一番関わることができるのは「家庭内」です。
それでは家庭内でのコミュニケーションの現状について、見ていきましょう。
家庭でのコミュニケーションの難しさ
家庭でコミュニケーションの機会を多く持つことが大切だと分かっていても、実際に多くコミュニケーションをとることは難しいものです。親子のコミュニケーション不足を感じている割合は、スナップスナップの調査(2016年)によると73.3%、KIDSNAの調査(2019年5月)によると93.5%となっています。
コミュニケーションが不足する原因
コミュニケーションが不足する原因は下記の4点が挙げられます。
親の仕事や家事が忙しい
仕事や家事の時間があると、どうしてもコミュニケーションの時間は減りますし、共働きならば更に難しくなります。
何を話せばいいのか分からない
こどもが何に関心があるのか分からなければ、話題を探すことが難しくなります。
スマートフォンやPC、TVを見ている時間が長い
親子でスマートフォンなどの画面を見ている時間が長いと、自然と会話も減ります。内閣府の発表によると、こどもからコミュニケーションを奪う大きな要因の一つとして、ディスプレイ視聴時間を挙げています。
家庭でのコミュニケーションにルールがない
家庭でのコミュニケーションにルールがないと、不要なやり取りをしなければならず、本来必要なコミュニケーションを行えません。
コミュニケーション不足によって起こる問題
親子のコミュニケーションが不足すると、こどもに寂しい思いをさせてしまう、こどもの気持ちが分からなくなる、こどもの態度が変わるといった問題が発生します。
また、親子のコミュニケーション不足は、不登校や引きこもりの原因の一つでもあります。
では、コミュニケーション不足を軽減し、親子のコミュニケーションを円滑にするにはどうすればよいのでしょうか。
親子のコミュニケーションを円滑にするには
良質なコミュニケーションを心掛ける
短い時間の中で多くのコミュニケーションをとると、どうしても話の受け答えが雑になりがちです。コミュニケーションは「量」よりも「質」が必要です。良質なコミュニケーションをとる上で大切なことが、3つ挙げられます。
質問
「楽しかった?」と質問をすると「はい」か「いいえ」で会話が終わってしまいます。ですが「なにが楽しかった?」といったオープンクエスチョンで聞くことで、話をより深く掘り下げることができ、共感やほめるといった行動につなぐことができます。
傾聴
こどもは自分の話をしているとき、親から「話の聴き方」を学びます。日頃からこどもの話をしっかりと聴くことで、大事なことをこどもに伝えたいときに、しっかりと聴いてくれます。
承認
こどもが行動や発言をしたときに「評価」をしがちですが、まずは行動や発言をそのまま受け止め、認めることで、次に話す「評価」をしっかりと受け止めることができます。
会話することを意識する
登下校や習い事に行く前、就寝前など少しの時間でも意識して会話をすると、家庭での会話が習慣化して、継続的にコミュニケーションをとることができます。その際には、上記の良質なコミュニケーションを心掛けることも大切です。
また、事前にこどもの様子を見ていると、スムーズに会話に入ることができます。
ディスプレイを見る時間を減らす
家族が家に揃っていても、スマートフォンやPC、TVの画面ばかりを見ているとコミュニケーションが不足してしまいます。リビングではスマートフォンを使用しない、もしくは使用する時間を制限するなど、自宅にいる際のルールを決めておくとコミュニケーションを円滑にすることができます。
まとめ
コミュニケーションを円滑にすることが大切だと分かっていても、実際に行うことは難しいものです。今回ご紹介したように、限られた時間の中でも良質なコミュニケーションを意識することで、親子のコミュニケーションの円滑化につながります。
弊社商品のこども向け手帳『ぼうけんてちょう』には、親子のコミュニケーションを円滑にするためのページの一つとして「週間ページ」があります。
このページにはこどもの一週間の予定や出来事を書き込むことで、親はこどものその週の行動を知ることができます。また、一週間毎に「おうちのひとのコメント」を設けています。
こどもはその週に行ったこと、達成したことを書き込み、親からのコメントをもらうことで達成感を得られます。親はこどもの一週間を振り返り、コメント欄に感想を書き込み、こどもの日々の成長を実感できます。手帳にこどもの出来事が書いてあるので知る時間を短縮できます。
また、ページ右上には疑問や探求心を刺激する質問が設けてあります。この質問について話し合うことも、コミュニケーションをとる良い機会になります。この週間ページは一週間の振り返りと共に、こどもの良い点を見いだすことにも有効です。
他にも「おきてからやること」と「かえってからやること」をルール化する「おうちルール」のページや、学校や習い事の持ち物を見える化する「もちものリスト」のページがあります。
詳しくはぼうけんてちょうの掲載内容をご紹介した下記のリンクをご覧ください。
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