春の皿には苦味を盛れ

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こんにちは、藤島です。

東京では1953年の統計開始以降、昨年に並ぶ史上最速の開花となった染井吉野も満開に。暖かな陽射しに春の訪れを感じます。

事務所近くの街路樹 モクレン科モクレン属の辛夷(コブシ)も満開

冬の体から春の体にリセット

新芽が芽吹くこの季節のごちそうといえば、独特の苦みと滋味に富んだ香りを楽しめる「山菜」です。ふきのとう、たらの芽、うど、こごみ、わらび、行者にんにく、ふきなど、たくさんの種類があります。どれにも特徴的な苦みがあります。この苦みには、ポリフェノールやフラボノイド、タンニンといった、抗酸化作用が高い成分が豊富に含まれています。また、胃腸の働きを促したり、血行を促進したりする成分や、ストレスの改善に効果が期待できる成分も含まれています。

人間を始めとする動物は、冬の間、体温を逃がさないためにできるだけ体を動かさず、体内に栄養を蓄えて冬を乗り切ります。そして春になり体が目覚めてくると活動的になり、肝臓の働きが活性化されてきます。冬の間に貯めこんだ脂肪や老廃物を体外に排出するデトックス効果が山菜にはあるのです。冬の体から春の体へと移行させていくのに欠かせない食べ物、それが『山菜』です。冬眠から目覚めた熊も、まずは、ふきのとうを食べて冬仕様の体をリセットするのだとか・・・

私自身も子どもの頃は、好き嫌いが多くて、山菜の苦みも苦手でした。が、大人になりお酒を飲む様になってからは、あの苦みがたまらない「うま味」になりました。春の苦みは大人への階段?なのかもしれませんね😅

見た目も可愛いふきのとうの天ぷら

味覚と性格は関連する!?

人の舌には、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味を見分ける力があります。大人が舌だけで味を感じるのと違い、子どもは舌以外の口蓋、ノド、頬の内側と、口の中全体で味を感じるそうです。そのため、苦味は子どもにとっては刺激的過ぎて、嫌いな物となってしまうようです。また、大人になって食べ物の好き嫌いがなくなるのは、味覚神経が鈍化していくからとの事。確かに若い頃はビールが苦くてあまり好きではなかったのですが、年を取るにつれて仕事帰りの最初の一杯のビールが旨くて旨くてたまりません。(今しばらくは外飲みは我慢、我慢と言い聞かせてます)

なお、味覚についての面白い記事を見つけましたので貼っておきます。https://aissy.co.jp/ajihakase/blog/archives/12695
https://aissy.co.jp/ajihakase/blog/archives/12731

ちなみに我が家では主人が甘味、私が辛味です。概ね当たっております。このように味の好みで性格分析もできちゃうのって面白いですね。

他にもなるほど的な記事がたくさん出てましたので、ご参考までにリンクしておきます。

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