こどもの能力を目覚ましく伸ばすことができる「脳の育て方」

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こんにちは、藤島です。

先週、今年の桜の開花予想が発表されました。東京では3月16日頃に開花がスタートし、続いて3月18日頃には横浜、3月19日頃には甲府・高知でも開花する予想で、3月下旬には東日本・西日本の多くの地点で続々と開花していく見込みだそうです。春が待ち遠しいです。

 

こどもの頃から脳を育てる重要性

皆さんは、「育脳」という言葉を聞いたことがありますか?

「育脳」とは、脳の神経回路が育つ0歳の時期に適切な刺激を与えてあげることで、赤ちゃんの脳の発達を促すことをいいます。医学用語ではなく、育児書などで使われている造語です。

このように、0歳から脳を育てることが重要視されています。

子育ての世界でも脳科学が注目を集めていますが、人間の脳はいくつかの領域に分かれており、その領域は成長に合わせて徐々に発達するわけではなく、領域によって発達する時期が異なります。人間の脳の神経細胞が最も発達するのが3歳までで、その後6歳で大人の脳の90%にまで成長し、12歳にはほぼ完成すると言われています。

 

「からだの脳」と「おりこうさんの脳」と「こころの脳」

脳の発達は、その働きにより「からだの脳」「おりこうさんの脳」「こころの脳」の3つに分けられます。

 

からだの脳 0歳~3歳

体温や姿勢、呼吸や発汗、睡眠や食欲といった体の機能をつかさどる、生命維持や本能にかかわる脳で、最初に育つ部分です。人間のみならず動物もこの脳を働かせて生きています。「動物として生きるための脳」です。

 

おりこうさんの脳 3歳~7歳

話したり、手先を動かしたり、考えたりする知的な働きをする脳です。言葉や知能の発達を促す脳で、小脳が鍛えられます。人間ならではの機能がたくさん詰まった部分であり、進化が進んだ動物ほど大きくて機能も高度化しています。「人間らしさの脳」ともいえます。

 

こころの脳 7歳~10歳

コミュニケーションや社会性をつかさどる脳です。人を思いやったり、想像力を働かせるといった人間らしい脳は、10歳ごろから完成に向かいます。3つのパートの中で最後に育つ脳です。「社会の脳」ともいえます。

 

この3つのうち、どれかが欠けていても「人間としての高度な心の機能」を持つことは難しいのです。

10歳を過ぎると、思考やコミュニケーションなどの高次認知機能をつかさどる前頭前野が著しく発達します。その時期にしっかりとした社会性を身に付けるためにも、『からだの脳』『おりこうさんの脳』『こころの脳』がちゃんと育っている必要があります。

 

育脳に大切なこと

さて、脳を育てていくためには、どんなことをすれば良いのでしょうか?

こどもの脳は、外からの刺激を受けるたびに発達します。その刺激とは、日常の何気ない親子のやりとりや適切な生活習慣です。

以下のことを意識することで、こどもの脳に刺激を与えることができます。

日常生活でこどもにしてあげて欲しいこと

  1. 失敗しても認めてあげる、たくさんほめる
  2. こどもが話しかけてきたら、ちゃんと受け止めて聞く
  3. 新しい体験をたくさんさせてあげる
  4. こどもの質問や疑問には真摯に答える
  5. 夜ふかしはさせず、できるだけ睡眠はしっかり取らせる
  6. 朝ごはんをちゃんと食べる

新しいことにチャレンジすることが脳を育てます

 

これからの時代を生き抜いて行くために必要な能力とは?

こどもにとっての幸せとは、将来の進む道に多くの選択肢があり、主体的に前進できる力を持っていることです。「常になりたい自分」でいられることです。たくさんの選択肢が持てるよう、こどもの可能性を最大限に伸ばしてあげたいものです。そのためには、「知的好奇心」と「共感力」をバランスよく育てることが重要です。

 

まとめ

いかがでしたか?

こどもの脳をよりよく育てていくために必要なのは、人間としての基盤となる「生活」を大切にすることです。こどもが心地良いと感じる経験により、脳は刺激を受けて発達し、成長していきます。親はこどもの豊かな未来のために、脳の発達段階を考えながらサポートしていきましょう。

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