昔遊び 「屋外編」

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こんにちは、藤島です。

8月に入りました。暑いです、とにかく暑い日が続いています。40℃超も珍しくない最近の暑さ。そして、各地での記録的な大雨。これ以上被害が大きくならないことを願うばかりです。

前回は室内での「昔遊び」についてお話ししましたが、今回は「屋外での昔遊び」についてお伝えしていこうと思います。

 

屋外での昔遊びの効果

体幹能力の上昇

屋外での「昔遊び」には、体幹トレーニングに役立つものが多くあります。体幹を鍛えることで、怪我をしにくくなり、運動能力が向上し、バランス感覚が養われるため、姿勢が良くなります。最近の研究で「良い姿勢でいること」が、学習意欲自己抑制自己効力感などにプラスに働くことがわかっています。

心も体もリフレッシュ

自然の光や風、モノに実際に触れて感じるということがこどもには大切です。五感が鍛えられ、心も体も開放的になれる外での遊びは、家の中では感じることができない刺激がたくさんあります。外遊びは、生活のリズムにメリハリをつけることができます。

社会性を育みコミュニケーションを深める

公園などでの外遊びを通して、同世代または、年齢が違った友だちと出会うことができます。そこでのこども同士の交流は、大変貴重な体験となります。親や兄弟姉妹とは違う関係性の中で、学ぶこともたくさんあります。他者との競争による心の成長や譲り合いなどの協調性、チームワークを育むことにも繋がります。ルールのある集団遊びを経験することで、自然と協調性を養い、社会に溶け込む練習をしていきます。また、親がこどもと一緒に身体を動かして遊ぶことでスキンシップも増え、コミュニケーションを深めることもできます。

 

屋外でできるおすすめの昔遊び

鬼ごっこ

「鬼ごっこ」は、こどもの成長のための効果的な遊びのひとつです。追いかける役と逃げる役を決めて走り回るというシンプルなルールなので、こどもにもわかりやすいでしょう。「鬼ごっこ」がこどもにもたらす効果は、基礎体力向上することです。長時間走り回ることで、『体力』や『脚力』が鍛えられます。

だるまさんがころんだ

「だるまさんがころんだ」は、走っている時に瞬間的に止まったり、俊敏に方向を変えたりする動きをします。これらの運動は『調整運動』といい、自己コントロールの神経の発達と深く関わっています。特に、感情的になりやすくて、だだをこねたり、わがままを言ったり、時には衝動的だったりする傾向が強いこどもにとっては、感情の抑揚を抑える効果があります。『集中力』『我慢する心』『努力』が育まれます。

竹馬

「竹馬」に乗る練習をすることは、脳の統合能力を高めることに繋がります。脳の『統合能力』と『大脳と小脳の連携』はスポーツが上達するための大事なポイントになります。小脳は、7歳くらいまでにある程度完成すると言われているため、昔ながらの外遊びをしてからスポーツを始めた方が、技術向上にもよい効果があるようです。

かくれんぼ

「かくれんぼ」は、こどもに緊張感を味わわせ、脳や身体の発達に役立つ遊びです。「もーいいーかーい」「まーだだーよー」と大声を出すことによる『腹筋の活性化』『呼吸筋の活動』、鬼に見つからない様に隠れている間、『体幹』『忍耐力も育ててくれます。

おしくらまんじゅう

「おしくらまんじゅう」は、相手から押されたタイミングで押し返す必要があります。これが腹横筋をはじめとする体幹筋の働くタイミングを学ぶことに繋がります。筋肉がタイミング良く働かないと、体が不意にバランスを崩した際、立ち直ることができずに転倒してしまうこともあります。このタイミング良く筋肉が働くようにするためには、筋力トレーニングをしただけでは不十分です。不安定な体制から立ち直るといった経験学習を多く積むことが重要です。「おしくらまんじゅう」は、たくさんの立ち直りの経験学習ができる効率の良い遊びです。

 

まとめ

いかがでしたか。

「昔遊び」は、こどもの発想力を育むだけでなく、友だちとのコミュニケーションを図ったり、地域の文化に親しむきっかけにもなります。アプリのゲームなどとはまた違った、自分たちで実際に体を動かす楽しさがあるのだと思います。

遊びを通して学べることは、まだまだたくさんあります。ぜひ、親御さんも一緒にこどもたちと「昔遊び」を楽しんでみてください。

 

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