こんにちは、岩田です。
「一粒万倍日や不成就日の法則②」に引き続き、お話を進めていきます。前回はタグ「選日」からご覧下さい。(一粒万倍日も不成就日も説明が終わってしまいましたが、最後までお付き合いください)
さて、まずは毎回記載している必要情報を再度載せます。
十干十二支一覧表

選日一覧
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
- 不成就日(ふじょうじゅび)
- 天一天上(てんいちてんじょう)
- 三隣亡(さんりんぼう)
- 天赦日(てんしゃび)
- 八専(はっせん)
- 十方暮(じっぽうぐれ)
- 三伏(さんぷく)
- 犯土(つち)
- 臘日(ろうじつ)
前回は天赦日までお話しましたので、本日は八専から説明していきます。
八専(はっせん)
八専とは、なにをしてもうまくいかない凶日とされています。
十干十二支の「壬子」から「癸亥」までの12日間を指します。なぜこの12日になったのかというと、この12日間のうちに干、支の五行が同じになる日が8日あります。このような日を「専一」といい、この12日間が「八専」と呼ばれるようになりました。例えば「壬子」は五行がそれぞれ水、「甲寅」は木といったようなものになっています。五行が一致していない4日は間日とされています。
従来の八専は、間日を除く五行が重なる日は吉はますます吉となり、凶はますます凶となる日だったとされています。
2021年の八専は
始まり | 終わり | 間日 |
1月4日(月) | 1月15日(金) | 5日(火)8日(金)10日(日)14日(木) |
3月5日(金) | 3月16日(火) | 6日(土)9日(火)11日(木)15日(月) |
5月4日(火) | 5月15日(土) | 5日(水)8日(土)10日(月)14日(金) |
7月3日(土) | 7月14日(水) | 4日(日)7日(水)9日(金)13日(火) |
9月1日(水) | 9月12日(日) | 2日(木)5日(日)7日(火)11日(土) |
10月31日(日) | 11月11日(木) | 11月1日(月)4日(木)6日(土)10日(水) |
となっています。
十方暮(じっぽうぐれ)
十方暮とは、なにをしてもうまくいかない期間とされています。
陰陽五行説には相克関係という良くない相性があります。水は火を消す、火は金(属)を溶かす、金(属)は木を切る、木は土から養分を吸い取る、土は水を汚すといったように、この組み合わせは相性が良くないとされています。
十干十二支の「甲申」から「癸巳」までの10日間を指します。期間中の「丙戌」と「己丑」は相克関係ではなく間日とされていますが、十方暮の間日は周りの影響を受けるため、間日も凶日になるといわれているため、10日間ずっと凶日となります。
2021年の十方暮は
- 2月5日(金)~2月14日(日)
- 4月6日(火)~4月15日(木)
- 6月5日(土)~6月14日(月)
- 8月4日(水)~8月13日(金)
- 10月3日(日)~10月12日(火)
- 12月2日(木)~12月11日(土)
となっています。
三伏(さんぷく)
三伏は、火性の最も盛んな夏の庚日は凶であるとして、種まきなどがよくないとされています。シリーズの①でお話した通り、「庚」は金の性質が陽となります。夏(火)に金は弱いため、先程お話した相克関係により悪い日とされています。
初伏、中伏、末伏の3つに分かれています。初伏から末伏までの間が三伏の期間です。
- 初伏・・・夏至以降の3回目の「庚」の日
- 中伏・・・夏至以降の4回目の「庚」の日
- 末伏・・・立秋以降の1回目の「庚」の日
となっており、2021年では
- 初伏・・・7月11日(日)
- 中伏・・・7月21日(水)
- 末伏・・・8月10日(火)
となっています。
犯土(つち)
犯土は、その日に土をいじると土の中にいる「土公神」が怒り祟りが起きる期間とされています。犯土は「大犯土」と「小犯土」の二つの期間に分かれています。
十干十二支の一番目から二つずつを一組として、形容詞をつけて30分割したものを「納音」といいます。これのうち、四番目の「庚午・辛未」の納音「路傍土」を初日として7日間が「大犯土」、八番目の「戊寅・己卯」の納音「城頭土」を初日として7日間が「小犯土」です。間にある「丁丑」は間日となっています。
2021年の犯土は
大犯土 | 間日 | 小犯土 |
1月22日(金)~1月28日(木) | 1月29日(金) | 1月30日(土)~2月5日(金) |
3月23日(火)~3月29日(月) | 3月30日(火) | 3月31日(水)~4月6日(火) |
5月22日(土)~5月28日(金) | 5月29日(土) | 5月30日(日)~6月5日(土) |
7月21日(水)~7月27日(火) | 7月28日(水) | 7月29日(木)~8月4日(水) |
9月19日(日)~9月25日(土) | 9月26日(日) | 9月27日(月)~10月3日(日) |
11月18日(木)~11月24日(水) | 11月25日(木) | 11月26日(金)~12月2日(木) |
となっています。
臘日(ろうじつ)
元々は「臘祭」という中国の風習で、年末に神と祖先の祭祀を一緒に行うものでした。「臘」は「猟」に通じ、捕らえた獣を祭壇に供えていました。日本ではこの習慣伝わらず、単なる選日の一つとなっています。吉凶にも諸説あり、採用していない暦も多いです。
臘日の決め方もいくつかあり、
- 旧暦12月9日
- 小寒後二度目の辰の日
- 大寒に最も近い辰の日
- 大寒後の最初の戌の日
のいずれかで表記されています。
いかがだったでしょうか。陰陽五行説についてはいずれもっと深堀りしていきたいと思っています。
それでは!