こんにちは、岩田です。
9月も中旬に入り、徐々に涼しくなってきました。
さて、今回は六曜(ろくよう、りくよう)についてお話します。
手帳やカレンダーでよく見かける「大安」や「仏滅」などには、どのような意味があるのでしょうか。
六曜とは、暦に記載される日時、方位などの吉凶、その日の運勢などを表す暦注のうちの一つです。中国で誕生し、日本に伝来したのは鎌倉時代と言われています。「六」曜と言われているとおり、六つの曜があります。
六曜の種類
先勝
「先んずればすなわち勝つ」の意味。何事も急いで行うと幸運が舞い込む日。午前中が吉、午後は凶。
友引
「凶事に友を引く」という意味があり、結婚式などの慶事には大安に次ぐ吉日。朝晩は吉だが正午は凶とされる。仏事や葬儀を行うのは大凶。
先負
「先んずれば、すなわち負ける」という意味。何事にも急がず慌てず、全てを控えめにして、急ぎものがあっても午後に用を足すことが良いとする日。午前は凶、午後は吉。
仏滅
「仏も滅亡するような最悪の日」の意味。焦って動くとすべてが無に帰す恐れがあるため、慶事には向かない日。
大安
「大いに安し」の意味で、婚礼などの祝儀には特に良い日。
赤口
「万事に用いない悪日」とされている。朝夕は凶、正午のみは吉。火の元、刃物に要注意。
六曜の決め方
一見規則がなさそうに見えますが、実は旧暦に合わせて規則的に決められています。基本的には、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順番となっています。ですが、旧暦の朔(ついたち)を境にその規則性は乱れます。その月によって始まりになる六曜が決まっているのです。朔の次の日からは先ほど説明した順番どおりに進んでいきます。
1月・7月→先勝
2月・8月→友引
3月・9月→先負
4月・10月→仏滅
5月・11月→大安
6月・12月→赤口
話が変わりますが、旧暦には閏月がありました。閏月とは、一年が354日である旧暦の季節のズレをなおすために、3年に一度ぐらいのペースで一ヶ月増えるというものです。では、閏月があった場合の六曜はどこからスタートするのでしょうか?
答えは前の月の朔と同じです。
いかがだったでしょうか。
六曜を参考に生活するのも良いかもしれませんが、意識しすぎて何も行動できなくなっては意味がありません。何事もほどほどにしておくのが良いかもしれませんね。